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小説や評論を書きつつ短歌も作っている私の読書日記。毎日出会うさまざまな本への思いを中心に、日々の出来事やその感想についても綴ります。おつきあいいただければうれしいです。

丸谷才一「持ち重りする薔薇の花」

ここしばらくめぼしい話題がなかなか見つからず、更新できずにいました。
いつも読んでいただいている皆様、どうもすみませんでした。

尊敬する丸谷才一さんの新刊「持ち重りする薔薇の花」を読みました。
アメリカで活躍する日本人音楽家たちによる弦楽四重奏団の活動ぶりを、パトロン的な存在である老財界人が回顧して語る物語です。

わたしは学生時代、大学オケに所属してヴァイオリンを弾いていたので、音楽の知識はいくらかあるのですが、大変よく調べて書いてあるなと感心しました。カルテットがハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」を演奏する下りは特によかったです。というのは、わたしも大学の卒業演奏会でこの曲を演奏したことがあり、とても美しい曲なので熱心に練習に励んだという懐かしい思い出があって、感慨深かったのです。ちなみにこの曲の第二楽章は、現在ドイツの国歌になっています。

丸谷さんの小説はどれもそうなのですが、全体にとても洗練されていて、華のある小説だなという印象でした。
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プロフィール

Serenie

Author:Serenie
セリーニーと読みます。東京に住む女性です。
小説や評論を書いています。短歌も作ります。
翻訳の経験もあり、訳書が一冊あります。
趣味は読書のほか、音楽・演劇・美術鑑賞など。

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